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クーロンの法則とは電荷の間に働く力の大きさと向きを説明する決まりのような物です。電荷にはどうやら2種類あるようで、これは2つの電荷の間に働く力が引力になる場合と斥力になる場合がある事から推測できそうです。(磁石みたいだ。)それはプラスの電荷とマイナスの電荷と呼ばれています。
では、どのように力が働いているかを見てみましょう。これは実験によって以下の様な事が解っています。
ではこれを数式で表現する事を考えてみよう。向きを考えずに大きさだけを考慮すれば、3つ目の条件から
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(1) |
と表されそうです。k は比例定数で実験でこれを定めます。これに向きを考えるにはベクトルとして考えます。まず、電荷 q が受ける力を考えます。q の位置ベクトルを r 、q ’の位置ベクトルを r ’とすると、q ’から q に向かうベクトルは r = r - r ’なので
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(2) |
としてやります。( r - r ’)/ | r - r ’| は q ’から q に向かう単位ベクトル(大きさが1)です。これで向きの情報も加わり、上の条件を数式で表現できました。
これまでは点電荷を考えてきましたが、これからは連続した電荷が作る電場を考える事にします。・・・
円盤のある平面を x -y 平面とし、原点を円盤の中心に合わせる。簡単のためにまず、z 軸上での電場を求める事にしよう。
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