6 適応フィルタのシステム同定への応用

システム同定 (System Identification) は、計測データから動的モデルを構築するための数学的ツールやアルゴリズムを指す用語である。動的モデルとはシステムやプロセス(過程)の動的振る舞いに関する数学的記述を意味する。例えば、次のようなものが含まれる:

適応フィルタの代表的な応用例として国際通信におけるエコーキャンセラ、データ通信における自動等化器、拡散通話系における音響エコーキャンセラ、および自動車などにおけるアクティブ騒音制御などがある。

6.1 システム同定

6.2 自働等化器

6.2.1 波形等化

長い伝送路を信号が伝搬すると波形が崩れて正しく読みだせなくなる。 そこで波形を元に戻すフィルタを取り付ける。 この波形を元に戻す操作を等化という。 この時のフィルタは伝送路の特性をちょうど打ち消すようなフィルタ特性を持っている。
図 11: 波形等化のイメージ
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6.2.2 シミュレーション

ここでは実装が簡単なLMSアルゴリズムを採用した。

図 12: This is sample figures.
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